10月2日、元V6の岡田准一(42)がジャニーズ事務所から退所することが同社の公式サイトで発表された。
サイトでは《この度、弊社所属タレント岡田准一は、2023年11月30日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所いたしますことをご報告申し上げます。今後につきましては、芸能事務所を設立し、活動してまいります》と説明。
そして《今回の決断は、この度の故ジャニー喜多川性加害問題に起因しておりますので、本来、所属タレントを守らなければならない弊社が、会社の問題により所属タレントである岡田に苦しい思いと苦渋の決断をさせてしまったことに、岡田に対しては勿論のこと、ファンの皆様やお取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様に対しても大きな社会的責任を感じております》とした。
同日14時から、ジャニーズ事務所は都内で今後の会社運営に関する会見を実施。東山紀之社長(57)、ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長(47)、9月30日付でCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)に就任した山田将之弁護士、顧問である木目田裕弁護士が出席。
東山は創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題を受け、ジャニーズ事務所を事実上解体し、新たにエージェント会社を設立。そこに所属タレントが個人やグループで作る事務所と業務契約を結ぶ態勢を整えることを発表した。新会社名、エージェント契約を結ぶタレントはファンクラブを通じて発表される。
ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.(スマイルアップ)」と社名を変更し、藤島ジュリー景子氏(57)を中心に被害者への補償業務のみを行なっていく。
新会社では東山が社長を、井ノ原が副社長を務める。約2時間に及ぶ会見では記者からさまざまな質問が飛んだが、同日に一部で退所が報じられた岡田に関する質問もあった。
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■井ノ原副社長も岡田准一の退所報道を半ば認め……
岡田の退社報道について尋ねられた井ノ原は「岡田准一に関しましては、連絡を取っています。こんな言い方あれなんですけど、関係性は変わらないので」とし「会社があって会社を出るとか、そういうことは関係ないよねって話をしていて」と明かした。
東山は「エージェント契約をエージェント会社にしていくということは、そういう自由度もあるんだということを僕も感じております。本人たちが選択できるということですね。もちろんエージェント契約もできますし、個人で働きたいという考えもよくわかる」と、タレント自身の選択を尊重する姿勢を示した。岡田についても、新会社とエージェント契約を結ぶ可能性があることも示唆した。
さらに記者から「退所はしないんですか?」とズバリ問われると、井ノ原は「これからしっかりと発表してくると思いますので、本人からさせてあげてください」と話した。
芸能プロ関係者はこう話す。
「新会社とタレントの関係はエージェント契約になり、所属するという感じではなくなるということですよね。井ノ原さんも会見で、岡田さんが旧ジャニーズ事務所で言うところの退所をすることを否定はせず、半ば認めたような受け答えでしたよ。
そんな中、岡田さんと同じように新会社とエージェント契約を結ぶことなく、退所、独立の道を選ぶ可能性が急浮上しているのが、木村拓哉さん(50)です」