■風間俊介&生田斗真も危うい
さらに木村を広告に起用してきた日本マクドナルドは、現行契約の期間満了後は更新しない方針を明らかに。日産自動車もジャニーズ事務所所属タレントとの新規の広告契約を結ばないと発表。また、木村が「リポビタンD」のCMに出演している大正製薬も、今後の起用について、ジャニーズ事務所の対応を見守る方針を示している。
8月16日配信の『文春オンライン』は、今秋、資生堂が高級メンズ化粧品のリニューアルで、CMなどのイメージキャラクターに木村を起用する予定だったものの、ジャニー氏の加害問題を受け、白紙になったとも報じた。
「『週刊文春』に報じられたタレントだけではありません。風間俊介さん(40)や生田斗真さん(38)を含め、新会社とエージェント契約を結んだタレントであっても、ドラマに起用しようとするとスポンサーが難色を示す可能性が高い。それぐらいジャニー氏の件は深刻なんです。
加えて、『教場』が制作延期になったのは共演者が嫌がったとも一部で報じられましたが、ややこしいことを嫌がるテレビ各局は、スポンサーや他事務所との関係も考え、“ジャニーズタレントを使うのはやめましょう”となってもおかしくはありません。
さらには、ジャニーズタレントが出演する作品を海外に出せない、という問題も出てきています」(前出の芸能プロ関係者)
外資系企業や海外メディアは日本以上にジャニー氏の加害問題を重く受け止めている。イギリス公共放送BBCが、大々的にこの一件を取り上げたことからも、その深刻度がうかがえる。
「ジャニーズタレントが出演している映画やドラマをNetflixやAmazon Prime Video、Disney+などで配信できないことになるかもしれません。何より、海外の映画祭やドラマの賞に出品することができず、賞を獲得できない、評価してもらえないとなれば、関係者からしたら避けたいことでしょうし、“だったら使いたくない”となりますからね。
“ジャニーズ俳優”はジャニーズにいるメリットが少ない、スポンサー問題、共演者NG問題、海外NG問題……こうした事情があり、最悪の場合、ジャニーズ俳優はこれを機に全員退所するのではないかと、関係者の間では言われていますね……」(前同)
新会社とエージェント契約を結ぶ“ジャニーズ俳優”は、どれほどの数になるのだろうか――。