極楽とんぼの加藤浩次(53)が17年にわたってMCを務めてきた朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)が3月末をもって終了し、4月からは南海キャンディーズの山里亮太(45)と黒田みゆアナウンサー(24)がMCを務める『DayDay.』がスタートする。1月31日には、まだ未発表の“最後のMC”に、NHKをまもなく退局する武田真一アナ(55)が就任することが濃厚となったと日刊スポーツが報じた。
さらに日テレの朝では、春の改編で、水卜麻美アナ(35)がMCを務める『ZIP!』を1時間延長し、午前5時50分から9時までの3時間超の番組になることも明らかになっている。
新生『ZIP!』のスタートを前に、水卜アナは「バタバタからちょっとひと息まで、大きく移り変わる朝の3時間と少し、ご一緒させてください! 9時からの新しい番組(発表されるまで、まだ私も知りません…)に、良いタスキリレーができればと思います!」とコメントを寄せている。
■『ラヴィット!』の成功で朝の番組に大きな変化
制作会社関係者が話す。
「『ZIP!』を1時間延長する“真の狙い”は『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)を“潰すため”だと関係者の間ではもっぱらです」
羽鳥慎一(51)がMCを務める『モーニングショー』は、月曜から金曜の午前8時~9時55分まで放送されており、4月以降、前半1時間は『ZIP!』と放送時間が重なることになる。
「麒麟・川島明さん(43)がMCを務める『ラヴィット!』(TBS系)の存在が大きいのですが、テレビ各局は“ワイドショーが時代にマッチしなくなってきている”と如実に感じるようになってきているんです。ワイドショーは全国各地に取材に行く必要もありますし、かさむ制作費に対してのリターンが少ない。
一方、“朝のバラエティ番組”という新たな金脈を掘り当てた『ラヴィット!』はTVerでも配信されるようになり、二次利用、三次利用が可能となって、局に収益をもたらしているんです」(前同)