二宮和也(40)、大沢たかお(55)、中谷美紀(47)がトリプル主演する月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)の第2話が10月16日に放送される。10月9日に第1話が放送され、豪華キャストなどが話題を集めたが、平均世帯視聴率が7.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、1ケタ発進に終わった。

 同ドラマは、記憶喪失の逃亡犯・勝呂寺誠司(二宮)、老舗洋食店のシェフ・立葵時生(大沢)、報道キャスター・倉内桔梗(中谷)が主人公。人々が思い思いに過ごすクリスマスイブの1日を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語で、「逃亡編」「レストラン編」「地方テレビ局編」の3パートが同時進行していく。

 第1話の内容は以下。真夜中、横浜の公園で誠司が目を覚ますと、目の前には頭部を撃たれて倒れている男と、拳銃が転がっている。その時、スマホが非通知で鳴り、「今すぐ、その場から離れろ。山下ふ頭に来い」と男の声が。逃げ出した誠司は、横浜で三代続く老舗レストラン「葵亭」に侵入する。

 そこには、クリスマスディナーの準備をしていた時生がいて、鉢合わせした誠司はカウンターを飛び越えて姿を消す。時生は追いかけようとしたが、つまずいて、秘伝のデミグラスソースが入った寸胴鍋を倒してしまう。一方、銃殺現場には、地方テレビ局「横浜テレビ」の桔梗が駆けつけ、この事件を番組で扱うことを決めるが……という展開。

「3つのパートのシーンそれぞれで、シリアスからコミカルへと雰囲気をガラッと変えていましたが、どれも既視感がぬぐえません。中谷の「地方テレビ局編」は『エルピス』(同局系)、大沢の「レストラン編」は『王様のレストラン』(同局系)、さらに二宮は潜入捜査のようで『VIVANT』(TBS系)っぽい。

 さらに《逃亡犯》という共通するキーワードはありましたが、それぞれのトーン、リズムがバラバラすぎて、見ていて入り込みづらかったですね」(テレビ誌ライター)