■はたして考察は盛り上がるのか?
視聴者からもとまどいの声は多く、X(ツイッター)上では《音量の問題なのかな???緊迫感BGMは超わかるんだけど、その後にほのぼのレストラン編がきちゃうと変な感じがする笑》《張り切ってます!感が強くて、テンポ?雰囲気?なんかついてけない》など、同作のクセの強さに違和感を覚えていたようだ。
「さらに、思わせぶりなシーンが多すぎなんです。怪しすぎる白髪の佐藤浩市(62)。犯罪組織のボスなのに弱々しい中川大志(25)。ワケアリ刑事感が過剰な江口洋介(55)。情報を交錯させることで、前期の大ヒット作『VIVANT』のように、考察を盛り上げる狙いがあるのでしょうが、その狙いが分かりやすすぎると、見ているほうはシラケてしまいますね」(前出のテレビ誌ライター)
一方で二宮の演技には、《会見で「まだそこまで演技してない、走ってるだけ」と言っていたけれど、誠司は何を考えているんだろう…と思わせる表情がうまいんだよなー》《ニノちゃんめっちゃアクション俳優じゃん。見応えある》などと、称賛の声が多く寄せられていたが――。
「各キャラの顔アップのシーンが多いと感じましたが、その中で二宮は、表情の変化でうまく話の流れを伝えていました。主人公の3者を繋ぐのは、おそらく二宮が演じる逃亡犯の誠司。ということは、今後の物語を盛り上げるには、二宮の演技がカギを握ることになるでしょう」(前同)
初回放送はクセの強さが目立ったが、まだドラマは始まったばかり。二宮の演技で考察を盛り上げることができれば、視聴率の2ケタジャンプアップも期待できるはずだ。