■“全開の笑顔がここまで禍々しくうつるとは…”の声!

「もし……」と、穏やかな声で定信(安達)を呼び止めてお茶に誘った治済は、

「分かります。あなた様だけではございませぬよ。田沼のやりたい放題に腹を据えかねておるのは」

 と、言葉巧みに定信に、田沼に反発する者は他にも大勢いると焚きつけ、しかも、源内が実は女性であることも暴露。自分の手を汚すことなく、潰し合うように仕向けたのだ。

 表向きは穏やかな笑みを浮かべているドス黒い仲間の演技に、

《仲間由紀恵が治済卿だとちょっとキレイすぎないか?って放送前は思ってたけど、醜悪さも腹黒さも出せる女優さんだってこと忘れてたよ。不気味ー》
《全開の笑顔がここまで禍々しくうつるとは…仲間由紀恵すごい》
《女優さん達の演技力が凄まじすぎる…安達祐実さんと仲間由紀恵さんが役にハマり過ぎて凄い…》

 と、戦慄したという視聴者の声がSNSにも多く寄せられている。

「仲間さんは、自身の代表作で2002年から2009年まで続いた『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系)で演じていた熱血教師の“ヤンクミ”こと山口久美子のような人を導くヒーロー的な役や、2022年前期の朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)で演じていた“優しくて包容力のあるお母さん”のような役のイメージが強く、ついつい忘れがちですが、実際は真逆のとんでもなく悪い女も怪演できる超演技派。

 ちなみに、関西テレビが制作するドラマは悪女役ばかりであることを、本人も気にしています」

 仲間は2011年放送の『美しい隣人』、2013年放送の『サキ』、2017年放送の『明日の約束』、2020年放送の『10の秘密』と、関西テレビの連ドラの配役が《怖い女の人》ばかりであることを《私の謎の1つです》と、2020年1月15日に自身のブログで言及していた。

「今回の『大奥』もそうですが、悪役を演じるのは非常に難しいこと。役者として信頼されている証拠でしょう。

 原作通りなら『大奥』では今回だけでなく、今後も非常に悪辣で怖いシーンが続くはず。仲間さんのヤンクミと真逆な冷徹でダーティな演技が、さらに楽しめること間違いなしです」

 原作を知るファンからは「今後が怖い」という声も少なくない仲間が演じる治済。10月17日放送の第13話では、どんな“ドロドロの女の闘い”を見せてくれるのか――。