■区職員が激白! 路上で〇〇をする人も

 この事故を受けて、気を引き締め直しているのは10月末にハロウィンイベントを迎える渋谷区役所の職員だ。

 渋谷区安全対策課の担当者に話を聞いた。

「渋谷区では2023年の5月から路上飲酒に限らず路上喫煙、落書きといった迷惑行為全般を注意する、パトロール活動も開始しています。7月からは青色のライトを点灯させた「青パト」による巡回も区内で24時間体制でスタート。

 9月1日からセンター街の中に限らず、その外でも路上飲酒禁止の呼びかけを始めました」

 これら一連の活動はすべて民間企業に委託する形で行なわれる。2024年の3月末までに渋谷の街の安全対策にかかる予算はトータルで2億3000万円。

 そして、昨年10月31日のハロウィン当日に渋谷のスクランブル交差点の一角に集まったのは6300人以上。これだけの人だかりがハロウィンの夜に生まれるというのだから、渋谷区が予算を割いて行動抑制を行なうのも頷けよう。

 渋谷の街のハロウィンの状況は、年々悪化するばかり。「路上で脱糞をする者も出る始末」(前出の区担当者)というのだから、取り締まりにも力が入るというものだ。

「今年も区の職員30人くらいが、3人〜4人・1組で見回りを行ないます。期間は、10月27日の18時から11月1日の朝5時までです」(前同)