■一人の俳優が「バーター枠」を独占できる理由
トライストーンは、小栗のほかにも、田中圭(39)、綾野剛(41)、木村文乃(35)、坂口健太郎(32)、間宮祥太朗(30)、赤楚衛二(29)など数々の人気俳優を抱える大手プロダクションで若手有望株も多い。芸能プロ関係者は、鈴之助が同社の“バーター枠”をほぼ独占している理由をこう指摘する。
「彼はトライストーンの看板俳優である田中さんと昔からの遊び仲間。田中さんのプッシュもあって事務所がバーターで仕事を振ってあげていると言われていますね」
コロナ禍の2021年7月には、20人超えの友人を自宅に招きパーティーを行なっていたと『文春オンライン』(文藝春秋)で報じられた田中。
その後も同年11月にはHey!Say!JUMPの山田涼介(30)やタレントのMatt(29)らと、女性40人との飲み会を行なっていたことが『女性セブン』(小学館)で報じられている。
一連の行為が報じられたのは、新型コロナが流行し始め東京都で“まん延防止等重点措置”が敷かれていた頃のこと。
「自粛が求められている期間中に大人数でパーティーをしていたことが報じられ問題になった。そのパーティーの幹事を務めていたのが、鈴之助さんなんですよ。田中さんのスキャンダルもいろいろ把握しているとあり、俳優を辞めていろいろ暴露されるのを阻止するために仕事を振っているんじゃないか? なんて勘ぐる人もいますね……」(前同)
一方で、事務所の代表取締役を務める小栗が、長い目で鈴之助を育てているのでは、との声も。
「最近はバーター出演が目立ちますが、デビュー作の映画『地獄堂霊界通信』(1996年)では主演を務めるなど、デビュー当時は活躍が期待されていたんです。
またテレビ局は配信で再生されやすいドラマの制作に力を入れており、ドラマ枠が増加中。バイプレイヤー俳優は年々、スケジュールの奪い合いになっています。鈴之助さんもキャリアは積んでいるし、バイプレイヤーとして今後需要が高まると期待しているのでは。
日テレドラマ『THE MYSTERY DAY』に同じくバーター枠で出演していた笠原秀幸さん(40)も、19年にNHKで放送された『だから私は推しました』で演じたアイドルのストーカー役が話題となり、個性派俳優として引っ張りだこになっていますからね」(前出の民放キー局関係者)
鈴之助の飛躍の日は近い?