吉岡里帆(30)主演のドラマ『時をかけるな恋人たち(トキコイ)』(カンテレ・フジテレビ系、火曜23時)の第1話が10月10日に放送され、平均世帯視聴率が2.9%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)と、深夜枠としては上々な数字でスタート。また、吉岡のコミカルな演技も好評だ。

 今作は「火ドラ★イレブン」と銘打たれ、今年4月期の『ホスト相続しちゃいました』から始まった、関西テレビ(カンテレ)が制作する30分枠ドラマ。SFやファンタジー、非日常的な設定の群像コメディで人気の劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠氏によるオリジナル脚本で、永山瑛太(40)、伊藤万理華(27)、シソンヌじろう(45)らが共演する。

 第1話の内容は以下。常盤廻(吉岡)は“つじつま合わせ”が得意な、広告代理店勤務のアートディレクター。密かに想いを寄せていた後輩・広瀬航(西垣匠/24)が、婚約したと聞いてショックを受ける。その夜、やけ酒で泥酔した廻は、公園のベンチでひとり座っていると、突然、ベンチが地面に沈み、目の前に未来人ふうの男・井浦翔(永山)の姿が。

 そこはタイムパトロール基地で、翔は天野りおん(伊藤)、八丁堀惣介(じろう)、和井内秀峰(石田剛太/44)と共に、未来で横行する違法タイムトラベルを取り締まるタイムパトロール隊員だという。状況がまったく理解できない廻をよそに、彼らは新たなメンバーとして廻を迎え入れる。そして、23世紀人の違法トラベラーを発見すると……という展開。

 視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《テンポが良くて笑っちゃうのに時々切ない。瑛太の挙動不審なセリフ、吉岡里帆の“間”の演技が最高だし、じろうさんや他のキャストもなんだかカワイイ》《次回に余韻を残してくる30分ドラマっていうのがいい。ゴールデンもいいけど、最近23時以降の時間帯のドラマが楽しい》などと、絶賛の声が相次いでいた。