多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)の4人が“クアトロ主演”を務める『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜夜10時)の第2話が10月19日放送される。

 12日に放送された第1話の平均世帯視聴率は5.9%(すべてビデオリサーチ調べ/関東地区)と、22年10月期に同枠で放送された大ヒット作『silent』のプロデューサー・村瀬健氏と脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んだ話題作ながら、期待ほどの数字は出なかった。

 20分拡大で放送された第1話の内容は以下。学習塾の講師・潮ゆくえ(多部)は、幼い頃から2人組を作ることが苦手だったと感じている34歳。高校時代から気を許せる、赤田鼓太郎(仲野太賀/30)という唯一無二の男友達がいたが、彼の結婚を機に“別れ”を告げられる。

 出版社で働く36歳の会社員・春木椿(松下)は、結婚を間近に控えていた。しかし、恋人・小岩井純恋(臼田あさみ/38)を彼女の男友達に奪われてしまい、結婚は白紙に。

 表参道の美容院で働く26歳の美容師・深雪夜々(今田)は、同僚の男性と友達でいたいのに、勝手に恋愛を迫られてしまう。

 コンビニで働きながらイラストレーターを夢見ている27歳の佐藤紅葉(神尾)は、小さいころから本音で向き合える人がいないという思いを抱えていた。そんなある日、紅葉は先生に会うため、とある住宅を訪ねると、そこにいたのは椿。さらに、花束を届けるよう頼まれた、ゆくえ。椿が忘れた社員証を届けに夜々もやって来て……という展開。

 ここから、それぞれの過去を振り返りつつ、4人の会話劇へと続いたのだが、視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《共感の嵐だったし、グサグサと胸に刺さりすぎて、えぐられた…》など、脚本と演者への称賛の声が。その一方で、《作者の思いをキャラに代弁させてる感があって、苦手だな》など、拒否感を示す声も。