アイドルや声優、キャラクターなどを応援する「推し活」ブームが続くなか、ファンはイベントやライブに参加するだけでなく、日常的に推しとのつながりを大事にしている。そこへ、仏壇や仏具で知られる企業『はせがわ』が、推しへの祈りのステージとして「推し壇(おしだん)」を発売し、話題を呼んでいるのだ。

 もともと推し活をする人の間では、推しのグッズや写真を一か所に集めて飾ることを「祭壇」と呼び、推しの誕生日やデビュー日などといった特別な日はもちろん、日常的に愛でるためのものとしても親しまれてきた。そんな中、老舗仏壇メーカーが発売した“本気”モードの商品に対しては、

《まさしく神棚…推しも神様と同じ位置に飾られるんだ。》
《仏壇メーカーから本当に祭壇出るなんてすごい時代だ…なんかもうここまで来ると、ほんとに何か宿りそうだよね》

 などと驚く声が数多く上がった。

 この「推し壇」は、材料に国産ヒノキ材を使用する本格派。本物の神棚を作る際と同じ素材・技法で作られているという。LEDテープライトを搭載し、付属のリモコンで赤・黄・緑・青・紫など20色21パターンで点灯が可能。推しのメンバーカラーにすることはもちろん、自分好みにライトアップすることもできる。

 サイズは幅30cm・奥行き15cm、高さは37cm~46cmの間で、飾るものに合わせて4段階に調節可能。コレクションをディスプレイする飾り棚としても活用できる。推し壇本体は1万3750円(税込)、別売の壁掛け棚が5500円(税込)となっている。

 斬新な企画はいかにして生まれたのか。推し壇を企画した『はせがわ』に話を聞いた。

※「お仏壇のはせがわ」公式X(ツイッター)『@76hasegawa』より