■大葉は30日目までは鮮度が保たれていた

 食材を入れる以外の用途にも『アイラップ』は、利用できるという。

「使い終わった後の『アイラップ』を生ゴミ入れにするなど、二次利用を推奨しています。『アイラップ』は可燃性で、燃やしても有毒なガスが発生しません。使い捨てと言えど、余すことなく使っていただき、燃えるゴミとして出していただければ」(前出の担当者)

 ネット上ではその万能性から度々、話題となる『アイラップ』。担当者の度肝を抜いた投稿も過去にはあったという。

「“食品をみずみずしく保ちます”と紹介されることが多い『アイラップ』ですが、大葉の鮮度がどのくらい保たれるのか、64日間に渡って検証した方がいらっしゃいました。投稿者の方によれば、30日目までは鮮度が保たれていたとのこと。そこまでしなくてもとは思うのですが、販売元としては商品を愛していただけて嬉しい限りです」(前同)

 その他、『アイラップ』に寄せられた話で印象に残ったエピソードとして、担当者が語るのは嗅覚過敏の子どもに関するものだ。

「嗅覚過敏によりラップで包んだ手作りのおにぎりが食べられず、(においの少ない)コンビニおにぎりなら食べられるというお子さんがいたんです。そのお子さんは、『アイラップ』と同素材の姉妹品で、ご飯を入れて握るだけでおにぎりが作れる『おにぎりぽっけ』で包んだ手作りおにぎりなら食べられるようになったと聞き、感動しました」

※画像は「アイラップ」公式X(ツイッター)『@i_wrap_official』より

 担当者は最後に「普段、何気なく続けている投稿も、思わぬところで役立っていると知ると、SNSアカウント運用だけでなく、モノづくりに対するモチベーションにもつながっています」と話す。

 物価高が続く中、家庭の救世主ともなりそうな気配を見せているアイラップ。その活用法はネット上でさらに更新されていくのだろうか。