SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)」と、同社が新たに立ちあげるエージェント会社の副社長になる、元V6井ノ原快彦(47)。井ノ原は経営者とタレントの兼業を明言しているが、10月17日発売の『女性自身』(光文社)では、井ノ原の「芸能界引退説」が報じられた。

「井ノ原さんは10月2日に開かれた事務所の2度目の会見での“NGリスト騒動”やその後の対応などでひどく反省し、タレントと副社長の両立が難しいのではないか、と考え始めている――と報じられています。

 そのため、井ノ原さんがMCを務めていて、現在の“イノッチ”の象徴とも言える人気番組『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の今後がどうなるのか――ファンが多くいる番組だけに不安視する声は多いですね」(女性誌ライター)

『アド街』は、1995年に愛川欽也さん(享年80)を「あなたの街の宣伝本部長」(MC)に据えてスタートした人気長寿番組。井ノ原は、2015年から現在にかけて2代目の「宣伝部長」を務めている。

「同番組でも紹介されていますが、井ノ原さんは東京・浅草出身。それも影響しているのでしょう。良い意味でジャニーズらしくない、庶民的で近所のお兄さんみたいな人柄が、『アド街』に非常にマッチしていますよね。

 それだけに、タレント活動を引退して『アド街』も降板するかもしれない現状には多くの心配の声が上がっています」(前同)

※画像は『出没!アド街ック天国 』の公式X(ツイッター)『@admati_official』より 

 井ノ原には、11月3日公開の劇場アニメ『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』のナレーションを降板することが正式発表されていることもあり、

《アド街はもうイノッチじゃないと嫌だよ!!》
《どうかイノッチは降板させないでおくれよアド街……》
《アド街さ、"イノッチがいるから"見てるファンがいることを忘れないでね、井ノ原さん》

 といった声が、SNSにも多く寄せられている。

 こうした現状についてどう感じているのか。そして『アド街』における井ノ原には、どんな魅力があるのか――町中華探検隊の副隊長として町中華の魅力をメディアで発信し、『ぶらぶら町中華』(テレビ朝日系)や『アド街』にも出演している、“街歩きのプロ”ライターの下関マグロ氏に話を聞いた。

「もともと僕は『アド街』の大ファンで愛川さんの時代から見ていましたが、井ノ原さんは、パネラーにも均等に話を振ったり、一歩下がって全体を見渡した感じで全体を裏回しするのが上手くて、バランスがとれたMCをしていますよね」(下関マグロ氏、以下同)