■9月3日放送の明らかな“卒業回”一転――

 さらに、岸が「最後、思い出になる感じで」と夜のたき火を前に国分やゲストの二宮とゆったり過ごしている際には、長瀬智也(44)の卒業回でも流れた『花唄』のピアノアレンジと原曲の両方が流れ、これまでの3年間の二宮登場回で岸と国分らが準備や本番を楽しむVTRが流れ、「楽しかったよ。いろいろ。ありがとう」と、国分が締めるなど、“卒業”というワードは避けつつも、明らかに岸の卒業を意識した構成になっていたのだ。

「『夏祭りSP』の収録の時点では、岸さんは『DASH』も辞めるつもりだったのではないでしょうか。しかし、その後、TOBE入りし、平野さんたちと芸能活動を続けることに決めたから、『DASH』から卒業する必要もなくなったと。だから10月15日放送回は、9月頭の“卒業回”のしんみりしたムードがまるで幻だったような、いつも通りのノリだったのでは、ということです。

 もうジャニーズ事務所への忖度もない、むしろあってはいけませんから、日テレサイドには岸さんを降板させる理由がなく、今後継続出演するかどうかは、岸さんの意思次第ということになります。彼も、“辞める大きな理由”がなければ、そのまま出演すると考えられます。

 そして“継続出演”となると、“辞めジャニと現役”をつなぐパイオニアのような存在になるのではないかと」(前出の芸能プロ関係者)

『DASH』は大先輩であるTOKIOだけではなく、岸と年が近く兄弟のように仲の良いSixTONES森本慎太郎(26)や、Aぇ!group草間リチャード敬太(27)、なにわ男子のメンバーなど、多数の“ジャニーズタレント”が出演している。

「単にバラエティ番組に出るだけではなく、森本さんら現役の旧ジャニーズの『DASH』メンバーと変わらずに仕事をすれば、TOBEに限らず“辞めジャニ”と現役旧ジャニーズが共演するハードルが下がりますよね。

 もちろん、岸さんが“Number_iに専念したいので『DASH』を辞める”と言わなければの話ですが、期待しても良さそうですよね」(前同)

『DASH』で多くを開拓してきた岸。今度は、ジャニーズと“辞めジャニ”の共演の道を開拓していくのか――。