■Number_iが戦うのは「過去の自分たち」
その一方で、平野・岸・神宮寺にキンプリ時代の“王子様”姿を求める声は現在でも根強く、
《キンプリの方向性の違いは2人は出来ることを増やしたいタイプだけど、平野君は極めたいタイプなイメージ。平野君はキラキラ王子様、バラエティはあんまりやりたくないようなイメージだったけど。仲良い友達が同じ進路じゃないなんて当たり前なんだからそろそろ受け入れたらって思う》
《個人的な感情が入ってるからかもしれないけど、TOBE行くとみんなアイドルからアーティストに変わるからかっこよく見えなくなるのなんで?笑平野も神もセクゾのバックやってた時から知ってるし、好きだったけど、アイドルやってた方が私は好き。あの圧倒的王子様感消えるんだろうな》
《神宮寺さんへ無理なお願いだとはわかっていますが、王子様衣装で、歌って踊る岸優太くんがみたいです。ぜひ、そのような演出と、歌をお願いします。平野くんの説得よろしくお願いします。お願いします。お願いします。あの、ロイヤルブルーの王子様衣装が忘れられません》
といった声は、SNSにも多く寄せられている。
「神宮寺さんへ~」というのは、神宮寺がキンプリ時代に舞台の演出を担当していたからだ。
「一定数のファンは、まだまだ3人に“王子様”を求めているんですよね。それだけに、平野さんたちがキンプリ時代の王道アイドルイメージから完全決別をするのは、非常に難しいですよね。新たに目指している路線を、ファンが求めて受け入れてくれるのか……キンプリ時代の自身たちの圧倒的な王子様のオーラが、大きな壁になっていきそうです。
ファンのニーズに応えなければ、人気を維持するのは難しいとも言える。しかし、やりたい方向性は違うと。Number_iは、過去の自分たちを乗り越える必要がある。圧倒的で説得力のあるパフォーマンスで、王子様を求めるファンの気持ちを変え、新たな方向性を認めてもらえるような圧巻のコンサートをやらなければならない、ということですよね……」(前出のレコード会社関係者)
それぞれがそれぞれの道を行くキンプリとNumber_i。これから、両グループはどれほど大きな違いを見せていくのだろうか――。