■男性も「自分に投資する」時代

 レース下着を使用することでは、メンタル面にも作用がありそうだ。精神科医の木村好珠氏は、「女性だからこう、男性だからこう、という垣根はどんどん取り払われていっている」という固定観念の変化を指摘したうえで、「自分に投資する時代」という社会的背景を指摘する。

「SNSの普及もあって、リアルで人に接することが昔に比べて減少した結果、他人に褒められる、評価される機会が減っている。その結果、自分で自分を認めることがより重要になってきているのかなと思います。自分自身を充実させることにフォーカスする時代ですよね」(前同)

 下着も“何でもよい”わけではなくなったようだ。

「身につけるものによる心理的な影響は確かにあります。香水などもそうですよね。内面や人に見せないような部分と向き合う意識が大きくなった結果、自分の好きなもの、こだわったものを身につけると、それも含めて自分の魅力と思えるのかなと思います」(同)

 機能性に優れ、おしゃれ度も高いレース下着。男性が選ぶ下着のスタンダードになる日も近い!?

木村好珠(きむら・このみ)
東邦大学医学部卒。在学中の2009年にミス日本グランプリ決定コンテストで準ミス日本受賞、2010年に日テレジェニック2010メンバーに選出。
2014年に医師免許を取得。慶応義塾大学病院にて研修後、精神神経科に進む。山形県内精神病院で勤務後、現在はこのみ こころとからだクリニック院長として勤務する傍ら、産業医、健康スポーツ医として活動。