■東京ドームがのNumber_iの聖地になる!?

 東京ドームから巨人軍が去る――そうなれば、東京ドームとすれば大ピンチだろう。

「巨人戦がなくなれば、東京ドームは他のイベントを行なって収益を出していかなくてはいけませんよね。野球以外のスポーツも可能性もあるでしょうが、1番スムーズなのは、これまでもやっているアーティスト、グループのコンサートを増やすことでしょうね」

 と、芸能プロ関係者は話し、こう続ける。

「“ドームツアー”はアーティストの憧れとして話題になることも多いですが、ドームを押さえるのは単にお金があればOKという話ではなく、ドームサイドと特別な信頼関係を築いている人脈がないと不可能な、非常にハードルの高い話なんです。

 しかし今後、巨人軍の本拠地移転が決まれば、東京ドーム使用のハードルが下がってくるのは間違いない。これまでは断ってきたアーティストのコンサートなども許可していくのでは、と考えられるんです」

 もちろん、十分な集客の見込みがないアーティストに貸すことはないだろうが、そんななかで、新たに誕生したばかりのNumber_iの人気は、すでに圧倒的なのだ。前出の芸能プロ関係者は言う。

「彼らの人気は怪物級。平野さん、岸さん、神宮寺さん、3人のSNSのフォロワー数を合計すれば700万人に迫る感じです。もちろん、そこには被って登録している人も多くいるでしょうが、彼らの影響力は凄まじい。そして、その数はまだ日に日に増えていますからね。

 すでに実績も十分。キンプリ時代の2022年4月16日から18日にかけて行なった東京ドームライブ『~Mr.~』では、1日あたり5万5000人の動員を記録しています。

 そして、Number_iの3人には今後、海外展開も待っている。インドネシアやフィリピンなど若い国民が多く、KーPOPグループが大人気を博している国に進出すれば、彼らもとてつもない人気を獲得できる可能性は高く、そうなればファンは激増。SNSのフォロワー数の合計は数千万という数になってくるでしょう。

 国内だけでも凄いのに、海外からの集客も望める――それだけに、Number_iに期待する声は強い。従来通りの年に1、2回とは言わず、巨人軍から東京ドームを“禅譲”されて、定期的にコンサートを開く――というのは言い過ぎかもですが、人気を考えると期待したくなる関係者も多いのではないでしょうか。

 Number_iに限らず、多くのアーティストたち、エンターテインメント界全体が、これまで以上に東京ドームを重宝するようになっていくと考えられますが、やはり3人への期待は相当大きそうです」(前同)

 キンプリは2018年のデビュー当時から「東京ドーム公演」を目標に掲げていて、「皆さんのおかげでこうやって一つ夢が叶いました」と、22年4月の『~Mr.~』で神宮寺はコメントしていた。

 Number_iの聖地も、東京ドームになるのかもしれない――。