■第4話で大きく物語が動く予感!

 一方、これまでまったく本筋に絡んでこなかった大沢の「シェフ編」は、次回以降にようやく動き出しそうだ。

 従業員たちは冷蔵庫の食材が全部腐っていたことから、買い出しや、同業者に食材を分けてもらうことを決意。第4話でようやく、レストランを飛び出すのである。

※画像は『ONE DAY』の公式X『oneday_xmas_ado』より

 そのほかにも次回第4話の予告では、誠司が“裏切者”の疑いをかけられてアネモネのアジトで大乱闘を繰り広げたり、桔梗のスクープが、局の意向で闇に葬られ、彼女が涙したりと、話が大きく動くであろうシーンが多数紹介されていた。

「これまでバラバラだった3人の主人公がついに同じ場面に遭遇するシーンもありました。物語も中盤に入るし、第4話で大きくストーリーが動くと見て間違いないでしょう。思えば、『VIVANT』(TBS系)もそうでしたよね」(テレビ誌編集者=以下同)

『ONE DAY』は謎が謎を呼ぶ展開や群像劇の作風から、7月クールに放送されていた堺雅人(49)主演の『VIVANT』を連想する視聴者も多い。

 そして、『VIVANT』も第4話で主人公・乃木憂助(堺)が自衛隊の秘密組織「別班」の一員であることや、第1話まで描かれてきた「誤送金事件」の真犯人と目的などの伏線が回収され、同回は”神回”と称された。日本中を興奮させた超大作日曜劇場も、第4話が物語のターニングポイントだったのだ。

「『VIVANT』は超一流の俳優陣に、長期のモンゴルロケ、映画並みのセットとクオリティが圧倒的だった。そのため、どうしても、群像劇や謎解き要素のかぶりから『ONE DAY』は比較されてしまっています。

 それで、視聴者からは《其々のキャストは別に悪くはないんだけど、VIVANTの後だからワンランク下にみえてしまう》といった声が上がるなど、“劣化版『VIVANT』”のような扱いを受けているところがありますが、第4話で一気に話が盛り上がれば挽回できるかもしれませんよね。

 そして、『VIVANT』と同様、二宮さん演じる誠司も“国の組織”の人間である可能性が高いんですよね」