ライスペーパーを使った簡単レシピが、TikTokやインスタグラムで大人気の現役大学3年生・みかさん。現在TikTokは17.5万人、インスタグラムには4万人、そしてYouTubeの登録者数は24.5万人という人気インフルエンサーだが、伸び悩む時期もあったという。

 大学1年生時には、コロナ禍で余った時間で自分磨きをしようと一念発起。ライザップに通って3か月で6キロの減量に成功するなどダイエットは順調そのもの。しかし、その後始めたSNSのフォロワー数は3万人を超えたあたりから、いつしか停滞期を迎えていた。

 悶々としていたみかさんが、投稿のあり方を見直す契機はゼミの先生からの一言だったという。現在、SNSでは“自然体”を心がけているというみかさんに、レシピ動画を投稿する時のコツや、SNSとの付き合い方について話を聞いた。

※画像はみかさん提供

――SNSへの投稿時に気をつけていることはありますか?

みか:力を入れない、作り込み過ぎないことですね。

――SNSアカウントを開設した当初から、そういうスタンスなのでしょうか。

みか:いえ、最初は真逆でした。レシピをきちんと説明して、盛り付けもこだわって……と、とにかく綺麗に見せようと思って、頑張っていたんです。

――シフトチェンジした理由は何かあったんですか?

みか:TikTokのフォロワー数が3万人ぐらいまでいった後、なかなかそこから増えなくて。試行錯誤を続けながら、どうしたらいいんだろうっていろんな人にアドバイスをもらっていたんです。

 そしてある時、私が通っている大学のゼミの先生に、SNSを見てもらいました。先生はマーケティング専門。するとその先生からいただいた言葉が「あなたのレシピを見た人のうち、どれだけの人が実際に作ってるのかな?」というものでした。

 確かにたくさんの方が「いいね」もしてくれるし、保存もしてくれるけど、作るまでの行動に移す人がどのぐらいいるかはわからない。そう考えた時、「じゃあ見ているだけでも楽しめるレシピ動画にしたらいいじゃん!」って気づいたんです。