異なる世界に住む2人の恋物語を描いた世界的大ヒットドラマ『愛の不時着』。ソウル市内を舞台に飲食業界での若者による成功が描かれた超人気作『梨泰院クラス』。今やドル箱コンテンツは海を越え、隣国である韓国からやってくるのが常である。
そんな韓流文化の発信地になっているのが、東京・新大久保だ。そこで売られている1つのケーキが、今、S N S上で“映える”と話題を呼んでいるいう。
話題のケーキを発売しているのは新大久保にある『2Dカフェ』。こちらの店舗がオープンしたのは2019年8月8日。店内に入ると目に飛び込んでくるのは白を基調としたテーブルと椅子だ。
デザインとして描かれた手書きふうの線が、絵本の様な世界観を感じさせる。そんなカフェで今年2月から発売されるや、女子大生を中心にS N S上で“映える”として“いいね”を集めているのが『2Dケーキ』(税込・770円)だ。
7人組の音楽グループB T S好きが高じて、新大久保で働き始めたという店長の疋田友美さんによると、1日の売上数は「平日でも100個を超える。土日ともなれば200個以上」というのだから驚きだ。商品誕生のきっかけはどこにあったのか。
「2Dケーキ自体は、韓国でも“可愛い”と話題になっていたんです。そこに目を付けたオーナーが、絵本の世界をイメージしたカフェのコンセプトとも一致するとして、このケーキを日本に持ち込んだところ大流行り。
絵本をイメージした世界観を背景に、2次元デザインのケーキの写真が撮れるというのが映えるポイントです」(前同)
週末ともなれば50~60席ある店内は一瞬で埋まり、20代〜30代の女性客を中心に店頭の前には行列ができる。当然、入店するのも一苦労。欧米からの観光客を中心に、わざわざ海外から来店する人もいるという。