■朝ドラ5作で「おじさん役」を好演
石倉は『ブギウギ』をはじめ、これまで5作の朝ドラに出演。
石田ひかり(51)がヒロインを演じた『ひらり』(1992年)には、ひらりの叔父の深川銀次役で出演。思いを寄せている女性とは結ばれず、周囲から勧められた女性と結婚するというアラフォー男性を演じた。
少女期を柊瑠美(36)、青年期を遠野なぎこ(43)、老年期を倍賞千恵子(82)がヒロインを演じた『すずらん』(1999年)には、旅館の主人・中村松吉役で出演。女好きで弁当屋も開業して成功を収めるが、真冬にもかかわらず屋外で泥酔して凍死してしまうという役どころだった。
三倉茉奈(37)と三倉佳奈(37)がヒロインを演じた『だんだん』(2008年)には、茉奈演じる田島めぐみの義母方の祖父・松本邦治役で出演。田島家の隣家で出雲そば屋「松本そば店」を営み、あだ名は「そばジィ」だった。
夏菜(34)がヒロインを演じた『純と愛』(2012年)には、金城志道役でゲスト出演。沖縄・宮古島出身で琉球舞踊の師匠でオネエ言葉を話し、高校時代に失恋してゲイになるという役どころを演じた。
「『ひらり』は今から30年以上前の作品ですが、それも含めていずれの作品でもクセの強い“おじさん”を好演。来週は本当の母親に再会するようですし、再び石倉さん演じる治郎丸が登場する可能性は高い。ただ、同時にスズ子が上京する新章に突入しますから、治郎丸の出番は来週までということになりそう。
それでも10月27日の1回の出演で、石倉さんはかなりの爪痕を残したと言えるのではないでしょうか。見事すぎる“朝ドラおじさん”の名演技でしたね」(前出のテレビ誌編集者)
これからも石倉は、朝ドラは欠かせない“おじさん”として重宝されるに違いない!