■フジと旧ジャニーズは木7枠を死守するつもり!?

 10月24日に独立を発表した二宮は、退所理由を「自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」とコメントしていて、世間には“旧ジャニーズの所属は活動のデメリットになる”という印象が強くついてしまっている。

「そんな状況下で『木7◎×部』は初回ゲストも含めると、TOKIO松岡昌宏さん(46)やHey!Say!JUMPの全員、Travis Japan松田元太さん(26)、七五三掛龍也さん(28)、宮近海斗さん(26)、SixTONESジェシーさん(27)、そして相葉さんと二宮さん――非常に多くの旧ジャニーズタレントが出演していました。

 ジャニーズへの逆風なんてなかったかのような、時代に逆行したような編成からは、旧ジャニーズとフジテレビの姿勢がはっきり見えてきますね」(前出の制作会社関係者)

 フジテレビと旧ジャニーズは、いつか嵐が活動再開した時のために、『VS嵐』が放送されていた木曜夜7時の枠を維持したいのでは――と、『VS嵐』の後番組で、『木7◎×部』の前番組である『VS魂』が始まったころから指摘され続けていた。

 それだけに『木7◎×部』の“ジャニーズゴリゴリ”のキャスティングには、

《このジャニーズごたごた期に(中略)ジャニーズに頼りきる上に内容ほんとに面白くない。フジテレビの木曜7時ってジャニーズ枠譲らないのね》
《もうジャニーズで視聴率取れる時代なんて終わったんだよ。二宮和也まで出したのにこの数字…。VS嵐 → VS魂 → VS魂グラデーション → 木7◎×部ジャニーズ忖度が見え見えだな》

 といった声がSNSにも多く寄せられている。前出の制作会社関係者はこう続ける。

「もうフジテレビは、完全に木7を“ジャニーズ枠”にする覚悟を決めたのでしょう。世間に何を言われようが、割り切ってやると。

 ただ、旧ジャニーズのイメージが一変しないかぎり、番組の上昇はありえないでしょう。ですが、二宮さんが新会社の説明を聞いて、主演の“月9”放送中に電撃退所を選ぶような事務所にイメージアップなど望めるのか……。

『VS魂』は低視聴率でもどうにか3年続きましたが、『木7◎×部』の生き残りは、なかなか厳しい気がしますね……」(前同)

『VS嵐』時代から数えて。もうすぐ15年目となる木耀夜7時枠。この座を、旧ジャニーズは死守できるのか!?