■BiSH時代から俳優業をやりたいと「相談はしてました」
――BiSH解散時から、俳優という新しい表現をしていこうと決めていたのでしょうか?
ずっと、やってみたい、とは言っていました。BiSHに入って少し経ってからも思っていて、相談はしていましたけど、時間もなくて。ずっとツアーを続けていたグループなので。
やっとBiSHの『PCR』(※『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK‘N’ROLL』/2022年6月公開)という映画で全員でお芝居をそれぞれやることができて。やっぱり新しい表現としてお芝居というものの楽しさを知れて、もっとやってみたいって思いました。
『PCR』の監督のひとりの行定(勲)監督が背中をしてくれたので、そのときお芝居の楽しさを知れました。難しさも知りました。
――メンバーの活躍はチェックしているんでしょうか?
チェックしなくても勝手に入ってくるんで、テレビつけたらいる。“頑張ってるなぁ”みたいな感じで、たまに会うと“あれ見たよ、あれやるんでしょ?”みたいな会話しています。
――この舞台の話もしたのでしょうか?
私はしてなくても勝手にされるので。来ないと思いますけど。みんな忙しいから、あんまり干渉しないので、私も“来てよ”とか言わないのかな。そういうグループなので、干渉し合わないっていうのが良さで、だから仲が良いんだと思う。来たいときにフラッと来るだろうし、みんなそういう感じだと思います。
――加藤さんの今後の活動の予定、目標を教えてください。
目標は可愛いおばちゃんになることなので、そのために、いっぱいいっぱい表現をして、自分を愛してみんな愛して頑張って生きていく。挑戦を忘れず生きていきます。
加藤千尋(セントチヒロ・チッチ)
東京都八王子市出身。“楽器を持たないパンクバンド”BiSHの元メンバー。グループは2023年6月29日、東京ドームの公演をもって解散。2022年8月より「CENT(セント)」として本格的にソロ活動を開始。BiSH解散後は「加藤千尋」名義で俳優活動もスタートさせた。
舞台『雷に7回撃たれても』
脚本・演出:濱田真和(Superendroller)
出演:大下ヒロト/加藤千尋、他
2023年11月3日(金)~11月12日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール
公式サイト:https://kaminari7times.com/
スタイリスト:佐々木翔 ヘアメイク:飯野梨那