10月29日、鈴木亮平(40)主演の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の第3話が放送された。

 本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。

 登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションだが、三重県立白山高校の弱小野球部が2018年に甲子園初出場を果たすまでを記録したノンフィクション作品『下剋上球児』(カンゼン)に、インスピレーションを受けて制作されている。しかし、視聴率が伸び悩んでいて――。

「『下剋上球児』の初回は世帯視聴率10.8%、個人視聴率6.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)とまずまずのスタートを切ったんですが、第3話で世帯9.2%、個人5.7%にダウン。世帯2桁を維持できず、1桁になってしまいました。

 本作は気合いの入った野球描写や、単なるエンディングではなく、ハイライトの挿入歌として使われるSuperflyの『Ashes』の演出は非常に好評です。

 しかし、鈴木さんが演じる主人公で野球部副部長の南雲脩司(なぐも・しゅうじ)周辺のドラマが不評なんですよね……」(テレビ誌編集者=以下同)

【以下、『下剋上球児』第3話までのネタバレを含みます】

 生徒からも評判の良い南雲。教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師になった――表向きには、視聴者にもそう明かされていた。

 しかし、第2話で南雲は、同僚教師の山住香南子(黒木華/33)に、実は教員免許を持っていないことを告白。南雲は単位不足で大学を卒業できなかったが、「妻が妊娠中で、家族を養える安定した仕事が欲しかった」という動機で、教員免許を偽造して教壇に立っていることを告白したのだ。これはれっきとした犯罪だが、第3話で山住は”共犯者”となって秘密を守ることを約束した。

「第1話の時点で南雲には不穏な描写があったり、第4話の予告(11月5日放送予定)では、周囲に偽造がバレて、南雲が予定より早く教師を辞めることを示唆するようなシーンもあったり。これはこれでハラハラして面白いですけど、どう考えても“実話に基づいた弱小野球部が甲子園を目指すストーリー”とのミスマッチ感が拭えませんよね……。

 なお、言うまでもないですが、現実の白山高校の監督は、教員免許をちゃんと持っています。そのため、“さすがにモデルに迷惑では?”という批判の声もありますね」