11月3日、神木隆之介(30)主演、浜辺美波(23)がヒロインを務める映画『ゴジラ-1.0(ゴジラ マイナスワン)』が全国公開される。監督・脚本・VFXを担当するのは、ヒットメ-カ-の山崎貴氏だ。

 日本が誇る特撮コンテンツ『ゴジラ』シリーズ。『ゴジラ-1.0』は、2016年の『シン・ゴジラ』から7年ぶりとなる国産実写長編作品。戦後間もない、焼け野原となった日本を、突如現れたゴジラが蹂躙する。「戦後、日本。無(ゼロ)から負(マイナス)へ」というキャッチコピ-は、実に意味深だ。

 神木は戦争から帰還した男・敷島浩一を、浜辺は焼け野原の戦後日本を単身で強く生きる女性・大石典子を、それぞれ演じる。

 奇しくも神木と浜辺は2023年前期のNHK連続テレビ小説らんまん』で夫婦役を好演したばかり。撮影は『ゴジラ』の方が先だと判明しているが、『らんまん』で2人は息ピッタリに夫婦を演じていたことから、『ゴジラ』に期待する声は強い。

※画像は『ゴジラ-1.0』の公式X(ツイッター)『@godzilla231103』より

 一方で、山崎監督に対して、不安を覚える特撮ファンは、実は多くいる。

 山崎監督はVFXを駆使した作品づくりを得意としており、『ジュブナイル』(2000年)や『ALWAYS 三丁目の夕日』シリ-ズを筆頭に多くの名作映画を生み出してきた。

『シン・ゴジラ』で脚本・総監督を務めた庵野秀明氏は10月27日に行なわれた映画公開記念イベント『山崎貴セレクションゴジラ上映会』で「突っ込みどころはありますが」と前置きしつつも、

「でも、面白いんですよ。特に後半、好きなところがあってキュンとくる。山崎くんが今までやってきたいろいろな映画の集大成。これまで培ってきた技術が無駄なく披露されており、この映画のためにいままでキャリアを積んできたのでは……と思うような作品でした」

 と、賞賛の言葉を贈っている。

 実際に映画を観賞したファンからは、

「ゴジラの形や迫力、凶悪さは良かったですね。鳴き声とか、咆哮はすごくいい音だった。ゴジラの登場シ-ンはCGだから役者は虚空で演技するわけだけど、神木さんやその他の役者陣の演技も良くて、きれいに馴染んでいましたね」

 と、好意的な声が上がっている。