■ゼロメリット&新社長が付き合いのない外部の人間

 逆に、一般的な旧ジャニーズタレントなら受けられる「メリット」が、風間と生田には存在しないという。

「一般的な旧ジャニーズタレントは有料ファンクラブがありますよね。その年会費が事務所やタレントの収益になりますが、アーティスト活動をしていない生田さんと風間さんはファンクラブが存在しないんです。

 代わりに “情報サービス”というサービスがありますが、これは無料のため、金銭的な面でタレントは事務所に残ってもメリットがないし、辞めても、その部分においては事務所やファンも困らないということです」(ワイドショー関係者)

 加えて、新社長の問題も、風間と生田が退所を決断する動機になると考えられている。

 旧ジャニーズ事務所は、東山氏を新社長に据え、現事務所は被害者の救済及び補償に特化した会社として存続。希望タレントは、新設するエージェント会社と契約することが発表されている。

 新会社の社長も東山氏が就任する予定だったが一転、女優・のん(30)がエージェント契約しているコンサルティング会社「スピーディ」の代表取締役社長でもある福田淳氏(58)が就任する見込み、と複数メディアで報じられている。

「長年お世話になってきた先輩である東山さんが新事務所の社長に就任するなら、生田さんや風間さんも残留を検討したかもしれません。とりわけ生田さんは、東山さんと共演する機会が多く、東山さんが結婚前の最後の夜は、生田さんと食事をして過ごした、と公言しているくらいの仲ですからね。

 しかし、新事務所の社長に就任することになったのは、完全に外部の人間である福田氏。福田氏がいくら切れ者であっても、恩義はないため、生田さんが旧ジャニーズ事務所に残る意味がないんですよね。そして、その福田新社長は、“タレントの移籍”を推奨している方ですからね。より、生田さんと風間さんの独立、移籍が進むと見られています」(前同)

 役者・タレント業を行なううえでデメリットが多く、他のデビュー組と違いファンクラブやCD印税などのメリットもゼロ。今後、俳優業がメインの旧ジャニーズタレントの退所ドミノは、続くのかもしれない――。