東京・新宿区歌舞伎町の路上で5日未明に発生した、ホストとみられる20代の男性が20代の女にカッターナイフで刺された事件。緊迫した現場の裏側に迫ったあるツイートが話題を呼んでいる。

「オラァ!ふざけんなぁ!」「舐めてんなよ、コラァ!」と絶叫する半狂乱の女の姿がセンセーショナルに報じられ、ホスト業界の深い闇が明るみに出た今回の事件。しかし、現場ではそれ以外にも‟現代社会の闇”を感じさせる状況が起こっていたという。

「100人以上の野次馬が集まる中、すぐさま刺された男性の救助に駆けつけたのはたった一人の女性、Aさんだけだったそうです。

 AさんはX(旧ツイッター)上でも《服で血止めて、必死やのに、誰も助けてくれなかった》と、多くの人が動画や写真を取るばかりで傍観者に徹していたことを指摘。また、自らも刺される不安がある中で救助に向かったことから、《やっぱりまだ精神的にきつい》《終わった後、パニックなって、立てなくなって腰抜けた。今でもまだ怖い》と事件から1日経っても恐怖心が消えないことを明かしています。

 目の前で一大事が起こっているのにスマホをかざすばかりで誰も動かない、全てがどこか他人事……そんな最近の世知辛い風潮が如実にあらわれていると思います」(女性誌編集者)

 図らずも心の傷を受けてしまったAさんに救世主があらわれた。彼女のプロフィール欄につづられた「手越祐也ファン歴15年」というメッセージが、Xを通じて‟推し本人”に伝わったというのだ。

「すでに該当ツイートは削除されていますが、Aさんは手越さんから直接DM(ダイレクトメッセージ)がきたことを明かし、《精神的にきつかったから、ほんまに嬉しかった》《小学5年生の時から、幸せをくれてありがとうございます》《皆。ほんとにいい人なんだよ》と感謝の言葉を述べていました。長いファン歴を持つAさんにとって、何よりの励ましになったに違いありません。

 これらの一連のやり取りはX上で拡散されており、手越さんの粋なはからいに《神ファンサすぎる》《凄い!手越くんナイス対応!》《報われてよかった》《この女性も手越も幸せになって欲しい》と大きな反響が寄せられています」(前出の女性誌記者)