■現在放送中の主演ドラマでも怪演! 来春の映画公開も決定済み
そういった演技プランから生み出された、佐々木のややオーバーな演技は否定的な意見もあるが、敷島(神木)を叱咤激励する場面や、「新生丸」で敷島や乗組員と命がけでゴジラと戦うシーンと非常にマッチしていて、佐々木の演技が作品の絶妙なスパイスとなったのだ。
ちなみに、『ゴジラ-1.0』の公開と同時期の10月24日深夜からスタートした『マイホームヒーロー』(MBS/TBS系)でも佐々木は主演を務めているが、こちらでは“家族を守りたい一心で殺人を犯し、犯罪組織に目をつけられてしまう、ごく平凡な推理小説好きなサラリーマン”という、平凡とは名ばかりの非常にダーティな役を熱演。殺人の罪悪感に苛まれる一方で、それを隠そうとしている表情の怖さなどは、実に絶妙だ。
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同作は来年3月に劇場版が公開されることも発表されているが、『ゴジラ-1.0』で佐々木が存在感を高めたことで、こちらもより注目度アップは間違いないだろう。
《佐々木蔵之介さんの秋津艇長はこてこてなキャラなんだけど、台詞が無いシーンでも細かく表情の芝居されてて(特に印象的だったのは主人公が「パイロットとはいえ実戦経験はないんですよ」と自虐的に言ってる後方で一人「あっ・・・(察し)」という顔してたシーン)やはり佐々木さん凄い方だなあと思った》
《もちろんゴジラ-1.0もマイホームヒーロー劇場版も観にいきますぞー》
《無理に高揚せんとする帰還兵たちのなか浮かない顔をしていたり、そのあと野田(吉岡秀隆)が本作の核心をつかむような語りをする後ろで微かに笑っていたり。この絶妙な演技が、秋津という人物を深くしている。佐々木蔵之介ほんとうによかった》
といった『ゴジラ-1.0』での佐々木の演技を絶賛する声が、SNSにも多く寄せられている。
神木と浜辺を食いかねない圧巻の演技を見せた佐々木。放送中の連続ドラマ『マイホームヒーロー』、そして同作の来春公開の劇場版では、どのような演技を見せてくれるのか、大いに期待したい――。