■1時間の稼働で1600万円!?
1月19日には『アンビリバボー』の2時間SPが放送されたものの、『ぐるナイ』の2時間SPと丸被りで、この日もコアは2.5%しか取れなかったという。
「1.8%よりはマシですが、ゴールデン2時間SPでこの数字はキツいですよね。しかも、番組は制作費がかなりかかっていると言いますからね。なかでも高いのはたけしさんのギャラですよね。
たけしさんは『アンビリバボー』にストーリーテラーという役割で出演していて、出ている時間は短いんです。1度の収録で4本撮りしているとも言われ、1~2時間ほどで仕事が終わるそうですよ。
にもかかかわらず、1回分のギャラは300万~400万円とか。つまり1~2時間ほどの仕事で1200万~1600万円も稼いでいることになるわけです。普通だったらありえない仕事のやり方ですよね。
たしかにこれまでは“世界のビートたけしだから仕方がない”という風潮でしたが、長らくテレビ不況が続いていますし、事務所独立騒動以降は不穏な動きもあり、たけしさんの求心力も落ちていますからね……」(前出の制作会社関係者)
■『Nキャス』も勇退ではなく事実上のクビに
2019年3月、たけしは当時交際していた女性(現在の妻)とともに事務所から独立。その後、新事務所を立ち上げた際には、ただでさえ芸能界トップクラスのたけしのギャラを「さらに上げてほしい」という交渉が各局にあったとも報じられている。
たけしは2022年3月をもって13年半にわたってMCを務めた『新・情報7daysニュースキャスター(Nキャス)』(TBS系)を卒業。身体的負担などを考慮し、番組から卒業すると発表し、代わって脚本家の三谷幸喜氏(61)が新MCに就任した。
「たけしさんは年齢からくる体力の問題で“勇退する”と話していましたが、TBSサイドとしては、1本500万円とも言われるギャラをこれ以上払っていられなかった、というのがリアルなところと言われました。他の番組もやはり高額ギャラがネックになって“たけしさんを切りたい”という声も聞こえてきています」(前同)