■続編では“内通者”の伏線も回収される?
前出の制作会社関係者は話す。
「『大病院占拠』は警察サイドが一枚岩ではなく、3人で一切の裏がなかったのはぐんぴぃさん演じる志摩だけ。最終話で和泉(ソニン)は国が秘密裏に進めていたワクチン開発計画をとん挫させないため、隠ぺい工作を働いたことが発覚。警察の取り調べを受けることになり、フェードアウトしています。続編では管理官の任を解かれているかもしれませんね。
一方、駿河(宮本)は最後の最後、敵組織『百鬼夜行』と関与している内通者であることを示唆する演出があった。続編でも暗躍するかもしれません」
『大病院占拠』で病院を占拠し、武蔵と対峙した百鬼夜行のボス“青鬼”こと、大和耕一(SexyZone・菊池風磨/28)。『大病院占拠』のラストは、駿河が薄暗い部屋で「ありがとうございました blue」という、青鬼からと思しき電子メールを削除し、眼鏡を外し微笑むシーンで物語は幕を閉じていた。なお、青鬼は武蔵の尽力により自決を回避し、逮捕されている。
『大病院占拠』は少々雑な演出が「ツッコミどころ」としてSNSで大バズリしたドラマだが、シナリオのクオリティは高かった。それだけに続編も期待したいところだが、
「前作はSNSで沸騰して、若年層の視聴者が多数ドラマになだれ込んだ。それでコア視聴率がどんどん上昇して、日テレに大いに貢献した。それならばキャストのランクも上がるのが自然なのですが……続投組以外のキャスティングが、いまひとつ弱いと噂されています。
たとえば2012年放送の堺雅人さん(49)主演の連続ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)は、翌年放送のシーズン2で小雪さん(46)や松平健さん(69)といった大物が新レギュラーに就任したんですが、そういう話も聞こえてこない。
やはり、旧ジャニーズ問題で逆風が吹いているのかもしれません……」(前出の制作会社関係者)