■初主演映画はラッキーセブンのヒット

 岩本と生見の演技を村上正典監督は、

《岩本照さんの力強さと包容力、生見愛瑠さんの透明感とエネルギーは蛯原と萌衣そのもの!》

 と、絶賛していた。

「岩本さんの演技は、序盤は“イケメンっぽさ”を出そうとしすぎて少々怪しいところがありましたが、それは本当に最初だけでした。過去に恋人を失ったシーンや、消防士として人を助けるシーンなどなど、話が進むごとにどんどん引き込まれていって――良い意味で、役を素の自分に寄せるのが上手いタイプの役者だと言えますね。

 もちろん筋肉を生かすシーンもありました。めるるさんに『日本アカデミー賞』新人俳優賞など話題を持っていかれた感もありますが、映画の興行収入も7億7700万円で、初主演映画は数字的にも成功を収めています。ラッキーセブンでもありますね」(映画ライター)

 ※画像は映画『モエカレはオレンジ色』公式X『@moekare_movie』より 

 岩本の演技には、

《あの目力、雰囲気、色気 他の人じゃ引き込まれない気がする》
《強さと弱さが素敵 普段との違いが凄まじい いつも同じ演技とか言ったやつどうしたよ 自然派でこの役できる人見たことない》
《コメディも、山場もあって、何度も胸を突かれました。岩本照 さんの演技、特に声がすごく良かった》

 といった声が、SNSにも多く寄せられている。

「Snow Manで俳優としての印象が強いのは『silent』(フジテレビ系)や主演映画『わたしの幸せな結婚』が大ヒットした目黒さんですが、グループ全体が目黒さんの成功を受けて、俳優路線を加速させているようです。

 現在の旧ジャニーズ事務所は、創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の問題で、信頼が失墜。所属タレントにも逆風が吹いています。しかし、Snow Manはそんな状況下でも、冠バラエティ番組を筆頭にめちゃくちゃ頑張っている。その成果が出始めているとも言えそうです」(前出の制作会社関係者)