■打倒TBSでSnow Manを他局がドラマに起用か

 冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』や早朝からのバラエティ番組『ラヴィット!』を筆頭に、TBSはSnow Manが本格的に売れ始める前から積極的に起用することで、“囲い込み”に成功している。10月16日からは、宮舘涼太(30)の初単独MCの冠番組『日本全国さすらい料理バラエティ 黄金のワンスプーン!』もスタートした。

 目黒は2022年10月クールのフジテレビのドラマ『silent』がきっかけで人気に火がついたが、その後に公開されて大ヒットを記録した主演映画『わたしの幸せな結婚』は、『silent』より前にTBSスパークルで制作された映画だった。

「目黒さんが7月期に主演を張っていた連ドラ『トリリオンゲーム』もTBSの金10ドラマでしたよね。

 そして、TBSが『それスノ』を放送している以上、他局が後追いでSnow Manの冠バラエティ番組を作るのは難しい。スケジュールの面を考えても9人をさらに稼働させるのは厳しいでしょう。しかし、圧倒的な人気を誇るSnow Manの力に、他局もあやかりたい。

 そこで、1つの手段としてテレ朝や日テレは“自局のドラマにSnow Manメンバーを起用する”というのを選んだのではないでしょうか。ドラマから関係値を築いていって……ということですね」(前出の制作会社関係者)

 テレ朝の場合、10月27日にスタートした相葉雅紀(40)主演の連続ドラマ『今日からヒットマン』でも、メンバーの深澤辰哉(31)が、主人公を困らせるポンコツ社員・山本照久を演じ、ファンから注目を集めている。本編と並行して深澤が主演のスピンオフドラマ『今日からラブリーマン』もテレ朝の動画配信サービス『TELASA』で配信中。これが深澤にとって映画や舞台も込みで、初の単独主演作となっている。

SMAPはフジテレビの『SMAP×SMAP』を主戦場に、メンバーそれぞれが各局のドラマでも活躍していました。Snow Manは現在の旧ジャニーズ(現『SMILE-UP.』)では特にバラエティに強くて、“令和のSMAP”になれるポテンシャルを秘めている、と言われるグループ。

 TBS以外の局は、圧倒的な人気を誇り、バラエティでも活躍できる彼らに近づき、いずれTBSから強奪したい、という考えがあるのではないでしょうか。それほど彼らの求心力、そして伸びしろは魅力的なのでしょう。旧ジャニーズに逆風が吹くなか、彼らだけにどんどん新たな仕事が舞い込むのは、その証左でしょうね」(前同)

 来年1月からは、渡辺も岩本も、目黒に負けないような俳優姿を見せてくれそうだ。Snow Manの勢いは、もう止まらない――。