11月13日、大晦日の『第74回NHK紅白歌合戦』の出場者が正式に発表された。白組の出場歌手には、1979年以来、44年ぶりに異例の事態が。話題の事務所からの出場者が、1組もなかったのだ――。
「旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)のグループは1組も選ばれませんでした。事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で、NHKは『紅白』に限らず所属タレントの新規起用を見合わせる旨が発表されていましたが、話題性、視聴率の点から、結局のところ大人気のSnow ManやKing&Princeが1~2組は出場すると見られていた。
『ザ少年倶楽部』の件もそうですが、NHKが“脱ジャニーズ”に本気であることが伝わってきます」(ワイドショー関係者)
NHKのBSプレミアムで放送されているジャニーズJr.(現『ジュニア』)がメインの音楽番組『ザ少年倶楽部』は、10月16日に東京・渋谷のNHKホールで予定していた公開収録を中止。さらに、複数メディアが番組も年度内(来年3月まで)で終了すると報じている。
芸能プロ関係者が話す。
「例年『紅白』の出場歌手は、当然ですが番組の制作陣がキャスティングします。しかし、今年はその上のNHK全体のコンプライアンスを取り扱う部署が“今年は旧ジャニーズは起用しない”と、しっかりと線を引いたといいますね」
推しのグループが『紅白』に出場できない――旧ジャニーズのファンは落胆しているかというと、
「そうでもありません。東京ドームで旧ジャニーズ所属タレントが総出で行なわれる恒例行事『カウントダウンコンサート』がテレビ中継はされないものの、コンサート自体は開催される方向で調整されています。
さらにSnow Manのファンは、『紅白』以上の特大コンテンツが発表されましたからね」(前出のワイドショー関係者)