■「当て書き」で生まれる最高のハマリ役
「『モエカレ』はヒロインが温厚な女子高生だったため、岩本さん演じる主人公は基本的に優しく対応していました。それも年上男子っぽくて胸キュンでしたが、『恋する警護』の場合は違う。
お互いに印象が悪いところから始まり、ヒロインは不器用ながらも誠実な主人公に、主人公は頑固だけど強い信念を持つヒロインに、少しずつ惹かれていく――そんな胸キュンな展開が考えられますよね。
同じ“筋肉系の不器用ヒーロー”ではありますが、『モエカレ』とは違う魅力の岩本さんが楽しめるのではないでしょうか」(前出の女性誌編集者)
Snow Manで「恋愛ドラマ」といえば22年の秋ドラマ『silent』(フジテレビ系)で、若年発症型両側性感音難聴に悩む繊細な青年・佐倉想を演じた目黒蓮(26)の印象が強いが、岩本も素の魅力を発揮できる作品に恵まれてきている、ということか。
「俳優は、演じる役と個人のキャラクターがマッチしていると、演技派俳優を上回る“どハマり役”になることも多いですよね。
たとえば、嵐では二宮和也さん(40)や松本潤さん(40)が、グループでも特に演技派俳優のイメージが強いですが、相葉雅紀さん(40)は現在放送中のドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)で“巻き込まれただけの普通の人”を演じていて、そのシンクロぶりが視聴者から大絶賛されています。
Snow Manでは、演技力は目黒さんが高いイメージもありますが、『恋する警護』は岩本さんの素を生かした当て書きですから、狙っては出せないカッコよさがあるはず。辰之助は最高のハマリ役になるでしょう。
映画『モエカレ』に続いて、1月クールの連ドラ『恋する警護』をヒットさせることで、岩本さんも主演俳優としての立ち位置を確立できるのではないでしょうか」(前同)
不器用なヒーローを2連続で演じることになった岩本。守る相手がシャイな女子高生から毒舌弁護士に変わったことで、岩本の新たな魅力も見えてくるかも――。