■松下洸平史上「最大の沼」
「松下洸平は“受け”の演技が抜群なんですが、今回はメイン3人の受け皿になっていて、癒やし力は単純に計算して”ソロ主演”ドラマの3倍です。ドラマに出演するごとに、松下が演じるキャラの“沼”が話題になりますが、椿は今までで最大の沼になっています」(テレビ誌ライター)
また、《椿さんと紅葉くんの2人でのシーンはどのやりとりも印象深い。繰り返し何回もリピして観たいシーンのひとつ。早速TVerでリピ》《リアルタイムよりも、録画をひとりの静かな時間に観るのが好き。なんていうか、こう噛みしめながら…》など、配信でリピート視聴や、録画視聴するという声も多い。
「配信でリピート視聴したり、録画してじっくり見たいというのは、話やサブキャラのエピソードを広げず、メイン4人の心情を丁寧に描いているからでしょう。今回の紅葉に対する別れ際の言葉で、”またおいで”と“バイバイ”という相手によって使い分けていますし、見事な伏線回収も含めて、ひとりでじっくり見たくなるんですよね」(前同)
今作と同じプロデューサー・村瀬健氏、脚本家・生方美久氏による、22年10月期のドラマ『silent』(同局系)も、配信での数字の伸びがリアルタイム視聴の大ヒットへつながった。物語はまだ中盤で、今後は赤田(仲野)やゆくえの妹・このみ(斎藤飛鳥/25)が、4人の世界に関わっていきそうだ。
多部、松下、今田、神尾がサブキャラと絡むとこで、それぞれの心情表現がさらに深みを増していき、まだまだ視聴者の支持は広がるだろう。