■ゲスト出演から大成した女優は多い
メインキャストではなく、前後編の2話だけのゲスト出演でも、『仮面ライダー』に出演することは吉良の俳優キャリアにとって、非常に大きな財産となるだろう。
よく学園ドラマの端役にいた俳優が、数年後に主演クラスの人気俳優に――という話があるが、特撮も1年番組であるため若いゲスト俳優は多く、そして“後のスター”も多い。
たとえば、女優の新木優子(29)は2014年放送の白石隼也(33)主演作『仮面ライダーウィザード』の物語が大きく動く第34・35話に、“売れっ子人気モデル・清水千明”役で出演。とある理由で長く美しい黒髪を失うシーンがあるが、そこまでの流れが現在も語り継がれるトラウマ級の演出だったため、髪を切られた新木も絶大なインパクトを残していた。
また、タレントで超売れっ子となった滝沢カレン(31)も、実はドラマデビュー作は2012年放送の福士蒼汰(30)主演作『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)。宇宙飛行士になる夢が強すぎるあまり暴走し、“アクエリアス・ゾディアーツ”という怪物に変身してしまう女子高生・エリーヌ須田を演じていた。ちなみに『フォーゼ』は2012年に映画作品『MOVIE大戦アルティメイタム』が公開されたが、そこでゲストヒロインだったのは、名前が売れ始めていた時期の足立梨花(31)だったりする。
主演、メインキャストだけでなく、ゲストキャラも“後のスター”が数多くいる『仮面ライダー』。『ガッチャード』のキャッチコピーが「つかめ!最高のガッチャ!」だけに、吉良もチャンスをつかんで欲しいものだ。