■来年の『24時間テレビ』への旧ジャニーズ起用も消滅か

 48年の歴史を持つ『ミュージックソン』は、24時間生放送のチャリティー番組だ。

「チャリティー番組ですから、通常の番組よりもメインパーソナリティーのイメージを気にしなくてはいけない。そんな中、多くの企業が旧ジャニーズタレントとの広告契約を見直している。タレントは悪くないとはいえ、今の状況では“適していない”と。加えて、視聴者やスポンサー企業から批判も出てしまう可能性は高い。旧ジャニーズ勢は、しばらくメインパーソナリティーに起用されることはないでしょうね。

 そして『ミュージックソン』からSixTONESが降板し、なにわ男子が起用されなかったことで、来年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーにも旧ジャニーズタレントが起用されることはなくなった、と関係者の間ではもっぱらです。『24時間テレビ』も『ミュージックソン』と同じ24時間の大型チャリティー番組ですからね」(前出のワイドショー関係者)

※画像は『24時間テレビ』の公式X(ツイッター)『@24hourTV』より

『24時間テレビ』は2003年からメインパーソナリティーにジャニーズタレントを起用し、今年のメインパーソナリティーもなにわ男子が務めた。

 制作会社関係者が話す。

「これまでジャニーズとガッチリ手を組んできた日テレですが、ジャニー氏の問題が噴出し、実はかなり距離を取ろうとしているんです。それは日テレの経営に深く入り込んでいる読売新聞の影響が大きいといいます」

■“コンプラの鬼”はジャニー氏問題を極めて重く見ている

 日本テレビホールディングスの代表取締役会長を務める杉山美邦氏(69)は、読売新聞記者として活動後、読売新聞大阪本社代表取締役社長、よみうりランド代表取締役社長などを歴任した人物だ。

 その上の立場にある日本テレビホールディングス代表取締役会議長の山口寿一氏(66)も読売新聞出身で、読売新聞グループ本社代表取締役社長などを務め、2018年7月に第8代読売巨人軍球団オーナーになり、今年6月に読売新聞東京本社代表取締役会長に就任している。

「読売新聞サイドがジャニー氏の件を非常に重く見ていて、“ジャニーズとの関係を切れ”と言っていると聞こえてきています。特に“ナベツネの次のドン”とまで言われる山口氏は“コンプライアンスの鬼”として有名な人物。そういった事情からも、来年の『24時間テレビ』に旧ジャニーズタレントの起用はないと言われているんです。

 それでも、視聴率が圧倒的に良かったら話は違ってきそうですが、なにわ男子は結果を出せませんでしたからね」(前同)