いよいよ「ジャニーズ」が終わる日が近づいてきた。旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)は創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて新エージェント会社を立ち上げる旨が発表されていたが、11月17日付の『サンケイスポーツ』が、正式な社名や社長就任など、新体制が近日中に正式に発表されることを報じたのだ。

「近日中、早ければこの2、3日のうちにも発表されるといいますね。ただ、『ジャニーズ性加害問題当事者の会』メンバーの40代男性が大阪で自死するという大変不幸なことが起きた。事務所に対して、ジャニー氏から被害を受けたことを訴えてから“担当者が必ず折り返す”と言われたのに5か月以上放置されたことを遺族が代理人弁護士を通じてコメントしているため、この対応のために発表が遅れるかも、とも言われていますが……」(ワイドショー関係者)

 旧ジャニーズ事務所の東山紀之社長(57)は、所属タレントとエージェント契約を結ぶ新会社の社長就任を辞退。正式発表はまだだが、多くのメディアがのん(能年玲奈/30)のマネジメントを担当する「株式会社スピーディ」の福田淳氏(58)が新社長に就任することを報じており、就任は確実視されている。

 11月16日発売の『女性セブン』(小学館)では、福田氏が11月9日に社員集会に出席して、あいさつ。《いまのみなさんの苦悩を超えるには、再生しかありません。私はこの『再生部分』が得意です。ここまで耐えてきたのだから、ここで奇跡を起こしたくないですか? そろそろ逆転したくないですか?》と、力強い言葉で社員の士気を高めていたことが報じられている。

 芸能プロ関係者は話す。

「独立騒動の影響で、のんさんが地上波テレビに出られなくなってしまってからも、彼女が映画や広告関連では大成功していることからも分かるように、福田社長は非常にやり手でとても優秀な経営者だと見られています。しかし、そんな敏腕な福田氏でも不安の声が出るくらい、現在の旧ジャニーズを立て直すために手を貸すのは、火中の栗を拾うようなもの。

 それだけに、旧ジャニーズは三顧の礼を尽くして福田社長を迎え入れたといいます。だからでしょうが……なんと福田社長の年俸は5億円以上になる、と聞こえてきています。もしかすると、それ以上とも……」