■収入面でも人生設計の点でも日テレは切り離せない
櫻井は2021年9月に一般人女性と結婚し、今年2月15日には第1子誕生も発表されている。櫻井はTBSでもバラエティ番組『櫻井・有吉 THE夜会』のMCを務めているが、主戦場は日テレ。
『news zero』以外にも『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル』や音楽特番のMCや選挙特番のキャスターも任されているし、ドラマも今年1月クールの『大病院占拠』の成功を受けて、来年1月クールの続編『新空港占拠(仮)』も放送が確定しているという。日テレとの関係が切れてこれらがすべてなくなってしまえば、家庭を持つ櫻井にとって収入面でも大打撃だろう。
「そして櫻井さんは、キャスター業に人生を懸けていると言っても過言ではありません。いずれ政界進出もあるのでは、と騒動前は噂されていたほどです。いつか嵐としての役割を終えたら、本格キャスターとなり、そしてさらにその先に進めたいはずとも言われている。
それだけに、もし『news zero』のキャスター業をクビになれば多くのものを失い、ライフプランが壊れてしまいますよね。だからこそ、櫻井さんは退所を決意するのでは、と言われているんです」(前出のワイドショー関係者)
ジャニー氏の問題を受け、『news zero』から櫻井が降板するのではないかと複数のメディアが報じていたが、10月23日、社長定例会見で日本テレビの石澤顕社長(67)は「変更ということは現時点ではありません」と否定している。しかし、あくまでも「現時点」――このまま旧ジャニーズにいては、先行きが怪しいのに変わりはないとも言えそうだ。
「ずっと言われてきた櫻井さんの人生プランから見ると、彼は旧ジャニーズとのつながりよりも日テレとの関係性を優先すると考えられます。そして今、日本テレビとそのバックにいる読売新聞は旧ジャニーズのことを非常に厳しく見ているといいます。特に、報道番組のキャスター業においては、さらに厳しく見られているでしょう。
日テレとの良い関係性を堅持するために旧ジャニーズから離れる――『FRIDAY』と『サンスポ』の報道には信ぴょう性がありましたが、今回の『ベストアーティスト』の総合司会継続の発表は、より櫻井さんの退所報道を強めるものになった感じがしますね……」(前同)
現在の櫻井の生活において、絶対に切れるわけにはいかない関係性にある日本テレビ。民放の王者との絆のために、彼が“大きな決断”をする日は近いのかもしれない――。