■テレビショーで動物を扱うのは難しい時代に

 前出の制作会社関係者が続ける。

「番組サイドが全面的に悪いとは言えない件もありますが、あまりにもトラブルが多いですよね……。

 昨今は世界的に動物愛護活動が活発化していて、テレビショーで動物を扱うのは難しい時代になってきているんです」

『I LOVE みんなのどうぶつ園』から『嗚呼!!みんなの動物園』にリニューアルして以降は、保護犬や保護猫をフォーカスしてSDGsを意識した内容に変わったが、これも海外からの要請やスポンサーを意識した結果だとも言われている。

「動物番組は通常のバラエティ番組に比べても制作費がかさみます。それで視聴率が確実に取れればいいのですがそうこともなく、費用対効果も悪くなってきていますからね」(前同)

■サンドウィッチマンの『ZOO-1グランプリ』も春に終了

 サンドウィッチマンがMCを務める『サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』(TBS系)も、動物園の飼育員をフィーチャーするなど、試行錯誤して放送してきたものの3月末をもって終了することが報じられている。

「同番組の終了は、視聴率が良くなかったというのが最大の要因でしょうね。ゴールデン帯の番組ながら1月24日の世帯視聴率は4.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、コア視聴率は1.4%でしたからね」(同)

 一方の『嗚呼!!みんなの動物園』は1月28日の2時間SPの世帯が10.6%、コア5.7%と高い視聴率をマークしている。

「数字は申し分ないですが、志村さんの時代からここまでトラブルが続くというのは問題でしょうね。動物愛護精神の高まりという非常にセンシティブな話もあり、動物番組は時代にマッチしなくなってきているのではないでしょうか。“もうやめたほうがいい”“無理”という意見も出てきていますね……」(同)

 相葉が志村さんから引き継いだ『嗚呼!!みんなの動物園』は、今後も変わらず放送を続けていけるのだろうか――。