■海外からも『みんなのどうぶつ園』に批判の声

『I LOVE みんなのどうぶつ園』にリニューアルしたあとも、番組に協力してきた動物園・神戸どうぶつ王国が抗議を申し入れていたことが明らかになっている。

 2021年1月の番組では「見て・ふれ合って・買える」をコンセプトに掲げるペット動物園を訪れ、相葉が世界で120匹ほどしか飼育されていないスナネコとじゃれ合う様子が放送された。

 しかし、スナネコは動物園のようなしっかりとした施設や知識がないと飼育することが難しいにもかかわらず、視聴者に「可愛いスナネコを飼いたい」と思わせてしまいかねない内容を放送。これを受け、神戸どうぶつ王国は「ああいった放送をされるのであれば、今後は番組に協力することは難しい」と抗議したという。

 2021年4月の『週刊女性PRIME』では、ネット上で署名を集めることができる海外サイトで「“プリン”のエンターテインメント使用をやめよう」といった投稿があり、アメリカ、フランス、ブラジルなど、世界各国から賛同が集まっているとも報じた。

 オランダの動物関連ニュースサイト『The Animal Reader』が、カナダの野生動物保護団体を取材。同団体は日本の政府関係者に連絡を取り、「プリンをエンターテインメント番組で使用しないように要請した」という。

■『24時間テレビ』で相葉が訪問した施設にもトラブル……

 2022年8月放送の『24時間テレビ45 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の企画で相葉が訪問した動物愛護団体にトラブルが相次いでいると、同9月の『週刊文春』(文藝春秋)が報じたことも記憶に新しい。

『24時間テレビ』内では「相葉雅紀、会って自分の目で確かめたい~保護犬トリミングの その先~」という企画が放送され、相葉は沖縄・宮古島を訪問。

 ここには長年にわたって相葉が出演する動物番組で何度も通った、汚れたまま放置された犬や猫の保護活動を行なう動物愛護団体「宮古島SAVE THE ANIMALS」(以下、MSTA)がある。

 2019年3月放送の『志村どうぶつ園』で同団体を初めて紹介。同5月に相葉が訪問し、保護犬・サラちゃんにトリミングを施す場面が放送された。相葉は計4回、MSTAを訪問し、『I LOVE みんなのどうぶつ園』などでその様子を放送してきた。

 MSTAは2019年に設立されたというが、近隣住民への説明もないまま施設が開設され、犬の鳴き声などの騒音トラブルが頻発。さらに地域のゴミ捨て場に大量の糞も捨てられ、清掃員が対応していたという。

 施設開設時には50頭ほどだった保護動物は日に日に増え、一時は150頭以上に。2020年1月に話し合いを行なった際に代表者が「年内に今いる犬猫を譲渡して、施設を閉鎖する」と約束したが、その後も外に放置された何トンものペットフードをカラスやネズミ、野良猫があさりに来て周辺が荒れるなどのトラブルが続出したと、記事では伝えていた。

※画像は『嗚呼!!みんなの動物園』の公式ツイッター『@minnano_zoo_ntv』より