埼玉県民が持つ東京へのコンプレックスや地域格差を誇張して描き、“面白い”と話題を呼んだ、GACKT(50)と二階堂ふみ(29)が主演した映画『翔んで埼玉』(2019年2月22日)。続編となる『翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~』が、11月23日から全国公開される。

 そんな話題の映画で埼玉が語られる際につく枕詞は、必ずと言っていいほど“ダサい”。19XX年の東京を舞台とした1作目でも、埼玉県民は継ぎはぎだらけの服を着ており、都内に入るには通行手形が必要、と酷い扱いを受けているのだ。

※画像は映画『翔んで埼玉』公式X(旧ツイッター)『@m_tondesaitama』より

 このように、もはや、“ダサい”とは切っても切れない関係にある埼玉県。そんな県を揶揄するワードが“ダさいたま”だが、40年近く前に県議会で真剣に議論された過去があるという。当時を知る県政関係者が語る。

「1984年3月12日の定例会でのことでした。自民党に所属する片貝光次県議が、県のイメージアップに関して質問。『サンデー毎日』(毎日新聞出版)や『週刊朝日』(朝日新聞出版)で見出しに“ダサイタマ”とのワードが使われており、抗議が必要だと発言したのです」