■40年前県議会では『おしん』まで持ち出して猛抗議
埼玉県議会図書館を訪れ、当時の発言議事録を見てみると、片貝県議が“ダサイタマ”に関して議会で質問していることが確認できる。ちなみに、県が月に1回発行する広報誌『彩の国だより』などでの公的資料でも現在、“ダさいたま”との表記が使われている。
「件の定例会の前年である83年には、橋田壽賀子さん(享年95)が脚本を担当し、平均視聴率52.6%を記録した伝説のテレビドラマ『おしん』がNHKでは放送されました。そんな『おしん』も佐賀県が舞台となった際に、放送内容が佐賀県のイメージダウンにつながるとして知事から抗議を受けている。
片貝議員はその時の話を引き合いに出して、知事に埼玉県のイメージダウンを避けるべく対マスコミ活動を実施するよう議会で進言したのです」(前出の県政関係者)
国民的ドラマを持ち出してまで、議会で知事にマスコミによる埼玉県への扱いを進言するとは、片貝県議はメディアによる埼玉県への扱いに、よほど腹を据えかねていたのだろうか。