■道枝の佐藤健に迫るツンデレぶり

「道枝演じる拓は年下設定のためツンの表現は弱めでしたが、デレになってからのわんこぶりがすごく、そのギャップが破壊力を上げていました。火曜ドラマのツンデレキャラといえば、20年放送『恋はつづくよどこまでも』の佐藤健(34)ですが、キャラのギャップ具合では、それに迫るほどです。

 また、広瀬演じる佐弥子のアラサー描写もリアルで、女性視聴者が共感しやすいというのも、今回の支持の高さに拍車をかけています」(制作会社ディレクター)

 視聴者のコメントにもあるが、佐弥子が拓に胸キュンするときの、「トゥンク」という心の声も話題になっていて、それだけ自分を投影している人が多いのだろう。

 Jアラートで中断したことで、未放送部分を含めて配信された「TVer」のお気に入り登録数が急増。平均世帯視聴率は4.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と低いが、これを追い風に配信の伸びが期待できる。第7話の予告では、佐弥子の両親と拓との対立、シェアハウスでの新たな恋を予感させていて、今後の展開に注目だ。(ドラマライター・ヤマカワ)