■花火ショーは“デビュー30周年まで”の裏に安室さんの美学

 この花火ショーを巡っては、立ち上げ時から“『恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A』でデビューした1992年9月から30周年までの期間限定イベント”と関係者にはアナウンスされていたという。

「安室さんが引退を決めたのも、声帯を壊してしまったことで“ファンのみなさんに良い状態の安室奈美恵を見せることができない”と、ベストな状態でパフォーマンスができなくなったことが理由だと本人が明かしています。

 引退後、1度もメディアに登場していないように、彼女は徹底主義者。お世話になったスタッフを食わせるために花火ショーやサブスクの契約を許可したものの、ダラダラと続けるのは彼女の美学に背く。そのため、最初から“デビュー30周年までなら”という条件付きでサブスクビジネス継続に許可が出ていたといいますね」(前出のレコード会社関係者)

 今年でラストとなった花火ショーは悪天候ながら強行開催したことで、参加した一部ファンなどからはブーイングが起きていた。

「昨年は悪天候のため12月に延期になりましたが(延期日も強風のため結局中止)、今年は当初から翌日が予備日として確保されていました。それは、11月で安室さんに関するビジネスの契約が終了することが判明していたから。

 安室さんの信念を考えると契約の延長は考えにくいため、遠方から駆けつけたファンのためにも開催してあげたいという実行委員会の思いで、悪天候の中での強行開催になったみたいですね」(地元メディア関係者)

※画像は「WE NAMIE HANABI SHOW」の公式インスタグラム『@namiehanabi』より