■ハリウッドザコシショウは「僕に興味がなくなったのではないかと(笑)」

――去年単独ライブを開催したのは師匠のハリウッドザコシショウさん(49)に「ネタを作れ」と言われたことが大きかったとおっしゃっていました。

キャプテン 今年は何も言ってくれないんですよね……。僕に興味がなくなったのではないかと(笑)。でもライブをやるとはご報告しました。

――何とおっしゃってたんですか?

キャプテン 「オンオン」ぐらい(笑)。

――本当に興味ないですね(笑)。ちなみに去年は「こういうネタがよかったな」「こういうネタが受けたな」みたいなのは?

キャプテン やっぱりウケたのはクズのネタとかでしたけどね、お客さんはそういう人が多いんでね。どうしようもないクズしか来ないんですよ。

――そんなこと言っていいんですか!? 男女比はどんな感じですか?

キャプテン 男ですよ。9割と言ってもいいです。そして僕と同年代の40代の男性ばっかり。

――で、キャプテンさんのクズネタを自分のことのように笑ってくれたと。今年は去年と変わっているところはあるんでしょうか?

キャプテン 基本的には変えるつもりはないですけど、去年やったことはできないんでね。完全に新作ですね。本当は僕は独演会をやりたいんですよ。選挙演説ぐらいの気持ちでやりたいんです。選挙演説90分ぐらいの気持ちで。「今このネタやった。はい、終わりました」っていうふうにはやりたくないです。そういうふうにやりたいなと思ってるんですけどね。さすがに90分はそれはできないんで、20分ぐらいはそんな感じでやろかなと。

本番に向けてまだ緊張感は漂っていないキャプテン  撮影:小島愛子

■「日常の怒りをぶつけるようなネタ」

――今年はどういうネタになるのかちょっと教えてくれませんか?

キャプテン 怒りをぶつけるようなネタをやろうと思っています。みなさんの不満解消にもなったらいいなという気持ちもあります。

――何に対して怒りを? 政治に?

キャプテン いやいや、僕みたいな芸人がそんなネタやるわけないじゃないですか。めちゃくちゃ小さいことにですよ(笑)。日常のことにです。レジで後ろに並んでるのに、レジ終わったら一歩避ければ僕はいけるのに、その場でモタモタモタ……あるでしょ? そういう怒りを。

――たしかにめちゃくちゃ小さいですね! 別のネタの方向性は?

キャプテン ちょっと企画っぽいですけど、競馬絡みのネタを。やっぱり競馬のお客さんが絶対多いと思うんで、僕も好きだし、喜ばせてあげたいなという気持ちはありますね。馬じゃないですけど、1着を予想してもらうみたいな。