■福原が現場で駆使している“小悪魔テクニック”!

 福原は「現場で心をつかむテクニック」を2017年放送のバラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で話していたことがあった。

「福原さんはスタッフたちの会話を盗み聞きしたり、初めて相手を呼ぶ場合は、その人の顔は見ずに“○○さん”と呼び、反応してくれたことを確認して話しかけるテクニックを駆使しているといいます。それで、スタッフが“名前覚えてくれたんだ”と喜んでくれるとか。

 これだけ聞くとちょっとあざとい小悪魔女子みたいな感じもしますが、福原さんのイメージもあるのでしょう。嫌な感じはしないし、スタッフも役者陣も、純粋にまた一緒に仕事がしたくなるのではないでしょうか。盗み聞きも、スタッフの情報を得て、距離をぐっと縮めるためなのでしょう」(前同)

 こうした努力が実を結んでいるのか、福原は22年後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や23年7月クールの深田恭子(41)とのダブル主演映画『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)など、主演ドラマが増えつつある。映画も、12月8日に水上恒司(24)とダブル主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が控えている。

※画像は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の公式X『@ano_hana_movie』より

 映画『あの花~』は、1945年にタイムスリップした女子高生(福原)と特攻隊の青年(水上)による「命の大切さ」や「相手を愛しく思う気持ち」がテーマの、時空を超えた恋の物語だ。

「福原さんはヒロイン役の連ドラ『正直不動産』はもちろん、水上さんを相手にする映画『あの花』や赤楚さん、目黒さんとの恋愛が描かれた朝ドラ『舞いあがれ!』などなど、主演作も“ヒロイン”として誰かと恋をする役が非常に似合う。

 健気で一生懸命な姿は、視聴者も観ていて応援したくなるし、主張が強すぎない、ちょっと控えめだけど透明感のあるビジュアルは、イケメン俳優と並ぶとすごくしっくりくるし、絵になりますよね。

 今後も福原さんは、撮影現場で絶妙な小悪魔良い子ぶりを発揮しながら良好なコミュニケーションを図り、“名ヒロイン女優”として、ドラマ・映画界で大活躍していくのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 子役出身のため、来年で芸歴19年を迎える女優・福原。長らく培ってきた現場力の高さが、活きつつあるようだ――。