■平野紫耀の“独走”が心配されていたが――

 ワイドショー関係者は話す。

「キンプリ時代も楽曲の振付は、アイドル路線から『ツキヨミ』など本格的なダンスにシフトしつつありましたが、Number_iになったことで、さらにそれに磨きがかかっている印象を受けます。小学生の頃からダンスに人生を捧げてきた平野さんはともかく、今回の動画での神宮寺さんと岸さんのハイクオリティなダンスに驚かされた人も多いのではないでしょうか。

 独立発表時に懸念されていたことは、完全に杞憂だったようですね」

※画像は神宮寺勇太の公式インスタグラム『@_yutajinguji』より

 平野、神宮寺、岸の3人がキンプリの脱退を発表したのは2022年11月4日。残留した高橋海人(24)、永瀬廉(24)も含めてグループ仲は良好だったが、海外進出を目指していた平野と、国内で映画やドラマなどタレントの映像路線を推進していた藤島ジュリー景子前社長との意見の不一致があり、その後の対応の悪さもともなって、分裂に至ったと言われている。

 22年11月の『週刊文春』(文藝春秋)では、ジュリー氏が平野との面談を何度もドタキャンした挙句、メンバー5人で面談した際もジュリー氏がまともに話を聞こうとしなかった、と報じられている。

「キンプリは、平野さんがメンバーを説得してジャニー喜多川氏(享年87)に直談判したことでCDデビューしたり、楽曲にヒップホップを取り入れようと動いたり、平野さんが率先してグループをけん引していた。神宮寺さんと岸さんの脱退も、平野さんに触発されたような空気感がありましたよね」(前同)

 平野と岸の脱退理由は“グループの海外進出を目指したが活動方針も踏まえると難しく、目標を見失ってしまった”というニュアンスだったが、神宮寺は「これから先、メンバーがこの先1人でも退所するという話が出たときに、自分も退所」するつもりだったことを、正式にコメントしていた。

 それだけに、当時は「平野が独走して、キンプリとしてやる気を失った岸と神宮寺が同調しただけじゃないか」といった冷めた声もあったが、今回のKAZとのコラボダンス動画を見ていると、平野だけでなく2人も、本気で海外進出を目指す強い意識を持っていることが伝わってくる。