■期待される俳優としてのステップアップ

 京本は以前から藤原に憧れる理由について「僕の理想形というか、舞台も映像もどちらもトップ」などと語っていて、出演作を見て大きな刺激を受けているという。京本は舞台での活躍は目覚ましいが、映像ではそこまで評価を受けていない。藤原との共演が実現できれば、さらなる刺激を受けることは確実。今後、俳優としての飛躍が期待できるだろう。

 何より京本の最近の出演作は、昨年10月期に主演を務めたシンドラ『束の間の一花』(日本テレビ系)と、今年1月期のKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔(36)主演のオシドラサタデー『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)。どちらも旧ジャニーズのタレントが多く出演していて、“忖度枠”とも言われた。

 来年1月からのドラマでは、Snow Man渡辺翔太(31)がシンドラの『先生さようなら』(日本テレビ系)に、岩本照(30)がオシドラの『恋する警護24時』(テレビ朝日系)に主演するが、現在の旧ジャニーズの状況を考えれば、この忖度がいつまで続くかは微妙だ。

 先輩俳優から多くを学ぼうをしている京本には、ぜひ、忖度枠から脱却し、GP帯の出演を期待したい。そうすれば、彼の24年は俳優として飛躍の年となるだろう。(芸能ライター/坂上五郎)