3年前、『ブスからマシなぶすになるまで』というメイク動画シリーズが話題になり、一躍その名を知らしめたのはYouTuber・とうあ(21)。メイク動画がきっかけで人気に火が点き、今やSNS(TikTok/インスタグラム/YouTube)の総フォロワー数は300万人超えという、大人気のZ世代クリエイターだ。そんなとうあの存在感が現在、ますます大きくなっているという――。

「2021年12月には『生まれ変わっても自分でいたいって思うために生きてる』(KADOKAWA)を出版。22年11月25日、20歳になる前日にリリースした10代の心情や葛藤を綴った楽曲『若者(Young)』のオフィシャルMVはYouTube上で127万再生を数えました」(トレンドライター)

 チャンネル登録者数1000万人超えのYouTuber・ヒカキン(34)を筆頭にYouTuberが楽曲をリリースするのは珍しいことではない昨今。しかし、とうあがYouTube上で題材にあげる、ファッションをテーマにした、この曲が若者の心に刺さると大ヒット。

《若者の代弁者》
《自分の軸があるところ本当に尊敬しかないです》

 といった称賛が今も寄せられている。

「今年9月にはブランドディレクターを務めるアパレルブランド『BG(ビージー)』をローンチするなど、精力的に活動の幅を広げています」(前同)

『ブスからマシなぶすになるまで』シリーズ3本の合計再生回数は1900万回以上にものぼり、その後も、唯一無二の“自分らしさ”を追求するとうあは、23年11月26日に21歳になったばかり。とうあが“一発屋”で終わらず、支持を得続ける理由は何なのか。

「とうあさんは、元々ファッションショーで出会ったという、2人のメンバーと一緒に『ウチら3姉妹』として20年3月7日にYouTubeをスタート。そのなかでとうあさんは性別にとらわれないビジュアルと個性的な言動が人気を博しました。メイク動画の冒頭で連呼した“おはようでやんす”は20年と21年の2年連続で若者トレンドワードに選ばれ、大流行。

 21年には『JC・JK流行語大賞』のコトバ部門では、とうあさんが使いだした、気まずいを意味する“きまZ”が1位に。ヒト部門でも“とうあ”が5位に入るなど、トレンドリーダーへの階段を駆け上っています。21年3月に開設した個人チャンネルの登録者数は1年半で100万人を突破しています」(前同)

 さらにとうあは、23年1月24日には独自の世界観を表現した初のフォトブック『何者』(宝島社)を出版した。『ウチら3姉妹』はメンバー間のすれ違いなどを理由に23年3月15日で解散したが、とうあはマルチに活躍の幅を広げている。

※画像はとうあの公式インスタグラム『@___2toua2___』より